ヒルダは闘技場で助けることができるが、実際どこまでが本物のヒルダだったのか。いくつかのポイントに分ける。まず@SECRET16のヒルダ。A大戦艦の中にいるヒルダ。Bアルテアにいるヒルダ。Bについては偽者であることはわかっているので論外。問題は@とAだが、@に関して。@のヒルダはヨーゼフが死んだことを知っている。ヨーゼフが死んだことは帝国のものは誰一人知らないはずである。ボーゲンはヨーゼフが死ぬ前に息絶えていたし、ましてや誰も近寄らないような雪原地帯。わざわざそこまで行ってヨーゼフやボーゲンの死を確認するようなことはしないだろう。しかし、もしかすると@の前、つまりヨーゼフが死んで報告したときのヒルダがもうすでに偽者だとしたら…いやいや、そこまではないだろう。次にA。Bでヒルダはゴードンを見てまるで久しぶりに会ったかのような言葉を使う。(確か「生きていたのですね、ゴードン」だったような気がする。)Aの時もゴードンはいた。つまりAの牢獄にシドと一緒に入れられていたヒルダは確実に偽者である。まとめるとこうなる。まず、ヒルダはカシュオーンに行ったフリオニールたちを迎えにいくためにシドとともに飛空船に乗った。しかし、もう少しでカシュオーンというときに大戦艦が来て、飛空船は捕まえられた。そのとき、ヒルダとシドは別々にされ、本物ヒルダは別室、その代わり偽者ヒルダ(ラミアクィーン)はシドと同じ牢獄に入れられた。そして大戦艦がフィン城の北に停泊しているときに本物ヒルダは闘技場へ運ばれた。こう考えるのが妥当(?)だと思われる。
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